南浦和の歯科 なかむら歯科クリニックの中村です。こんにちは。
先日館山で行われた10キロのマラソン大会に、セミナーで知り合った先生やスタッフの方達と一緒に参加してきました。朝早くからだったので、気合いを入れて前日入りしました。
しかし、前日はサッカーアジアカップの決勝戦が行われていたので、みんなでお酒を飲みながらテレビ観戦することに。接戦を制し、日本がみごと優勝!!李選手がゴールした時は、みんなで輪になって盛り上がりました。とても楽しかったのですが、延長戦までもつれこんだために、終わったのは3時をすぎていました・・・。完全な寝不足&飲みすぎです(T0T)
私が重い腰をあげて走り始めてからちょうど3ヶ月になります。マラソン界では有名な金先生の”100日で10キロを60分で走れるようになるトレーニング”というのを参考に、10キロを1時間で走ることを目標に頑張って練習してきました。練習では1度も65分をきることができませんでしたが、ランニングに誘っていただいたT先生より、”本番は2割増しくらいで走れるから、1時間以内を目指してみたら?”とアドバイスを受けていたので、本番ではなんとか1時間以内にゴールしたいなと思っていました。10キロ1時間ということは、1キロ6分ペースです。ただ後半失速することも考え、最初の5キロは1キロ5分45秒くらいでいきたいなと作戦をたてました。
さて当日の朝、会場にむかうと、とても多くの人であふれていました。最近のマラソンブームを実感しました。スタート前に順番に並ぶのですが、そこもすごい長蛇の列でした。スタートの合図があったのですが、すごい混雑のため、スタートラインに行くまでに2分近くかかり、しかも最初の1キロは6分半くらいかかってしまいました。
”このままでは、絶対に1時間では無理だな”と思い、人混みが少しばらけてきたのを見計らってスピードをあげました。1キロ5分20秒とか5分30秒とか練習では走ったことのないオーバーペースでしたが、人混みを抜けるまではしょうがないと思い、そのままのペースで頑張ることにしました。が一向に人混みが終わる気配がありません。気付いた時には4キロをすぎていました。
”これはそろそろスピードを落とさないと最後までもたないな”とどうするか悩んでいたところ、海上自衛隊の方が”ロッキーのテーマ”をスピーカーで流しながら応援してくれていました。スタローンがランニングしてる姿を思い出し、妙に気合いが入ってしまい、”こうなったらこのペースで行けるところまで行こう”と、そのまま5キロの折り返し地点を過ぎました。折り返してしばらくしたところで、一緒に参加した仲間とすれ違ったのでハイタッチをしました。どんどんテンションがあがったところで唯一の給水ポイントが見えてきました。
せっかく初めての大会なので給水するのもいいなと思い、マラソン選手のイメージで走りながらコップをつかみ飲んでみました。走りながら飲むのは素人には無理ですね。ものすごくむせてしまい、ほとんど洋服にかかってしまいました。マラソン選手はすごいなと関心しました。
タイム的にもまずまず順調にきていましたが、初マラソンはそんなに甘くはありませんでした。7キロをすぎたところで、ひざに電気が走ったような痛みが・・・。
やばい・・・。
そこからの3キロは地獄でした。”ここまできてやめたくない!” ”何とか頑張れば60分を切れる” という想いと、”怪我したらアホだし、やめてしまおう” とか ”このまま歩いてゴールしても制限時間には間に合うかな?” という弱気な想いが交互に浮かんでは消えていきました。
ひざの痛みをかばい、足をひきずりながら、とりあえずはこの1キロを頑張ってみようと思いました。順調に走っていたそれまでとは違い、1キロがものすごく長く感じました。たくさんの人に抜かれていきましたが、Tシャツの背中に”へロへロ”と書いてある人の後ろを走ってしまい、心が折れそうになってしまったので、その人だけは必死になって抜きました。なんとか8キロを通過しました。その1キロは7分以上かかってるなと思ったのですが、実際は6分19秒でした。
”何とか頑張れば60分きれるかも・・・”そう思い、残り2キロを痛みをこらえて必死に走りました。沿道の方が”頑張れ!!”と声援を送ってくれたのも励みになりました。残り700メートルの看板が見えてからの長いこと長いこと。いよいよゴールが見えてきました。結果は1時間17秒。スタートラインからは58分20秒でした。
走り始めた時は1キロ走るだけで息があがってしまっていたので、10キロを60分で走るなんて考えられませんでした。走り終わったあとはすごい達成感がありました。ランニングを始めてよかったと思います。写真入りの記録証を待合室に掲示したのでご覧になってくださいね。
マラソンを走り終わって感じたこと
(良かった点)
・仲間と一緒に参加するととても楽しい
(まるで学生時代の合宿のような気分でした)
・目標をたてて、それにむかって計画をたて、準備をし、実行し、達成感を味わえた
・自分の成長を感じることができた
(学生時代もこんな風に成長を感じれたら、もっと走るのが楽しくなったのかもしれないと思いました)
・沿道で声援してくれている方の温かさを感じた
(反省点)
・走っている時に、前の人の背中しか見れず、せっかくの景色を楽しむ余裕がなかった
(海の向こうには富士山が見えていたらしいです)
・せっかく声援を送ってもらってるにもかかわらず、余裕がなくてまったく手を振ったりできなかった
・前日楽しさのあまり、ついつい飲みすぎた
マラソンの帰り道、T先生が高速道路の5キロ15分という渋滞表示を見て、”キロ3分って早いね”と言ってましたが、自分もその感覚がわかるようになり、すっかりランナーの仲間入りしたなと思いました。
今度は4月に今回参加した仲間と一緒に日立市で行われる”ひたちさくらロードレース”のハーフマラソンにエントリーしました。今度は桜並木や海岸線を走るレースらしいので、景色も楽しみたいと思います。20キロなんて走ったことないので、そんな余裕が持てるかわかりませんが・・・。